3歳児と1歳児の育児に奮闘中の専業主婦のヒエヒエです。
前回の記事が一日のPV400越えと自己ベスト更新しました。
PV400なんて・・・びっくりぽんです。
2度目のフィーバー。わーい。わーい。
こんなにたくさんの方が私の意見を書いたブログを見てくれたなんて・・・、恥ずかしいやら、恐ろしいやら、うれしいやら、・・・よくわかりませんね。やはり繊細な問題について書いたからでしょうか。ちなみにこちらの記事です。
そしてこの記事の前の記事
なんと初めて緑スターをいただきました。素直にうれしいです。そしてなぜかフィーバー記事の後に記事を書こうとすると、見栄を張りたい自分がいて普段のように書きにくくなる。最初にプチフィーバーを経験したときも今から思うと滑稽なぐらい独り相撲していました。う~、いい記事を書かねば~~~うお~~!私は注目されている!読者さんを失望させないようにいい記事書かなくちゃ!なんて。筆の進まない人気小説家きどりかっ!ってアホポンタンですよ。そして一人で撃沈。ほんとコントです。ちなみにこちらが前回のフィーバー記事後に撃沈したときの私の苦し紛れに書いた記事。
ははは。独り相撲してますねー。
でも、フィーバー2回目なので私も学びましたよ。フィーバーは忘れることが一番。注目されているというのは思い込み。フィーバーもたまたま。そこの君!舞い上がらない。
と自分に言い聞かせつつ気持ちを切り替えて今日も記事をかきます。
最近育児ストレスMAX状態から脱出した私です。やはり夫の存在は偉大です。夫のプチ長期休み中、わがまま言い放題でした。本当に3歳児が母親にする態度のように。
「美味しいもの食べたいの!」「楽しいことしたいの!何か考えて!連れて行って!」「子供の面倒はすべてあなたが見て!」「私今日やる気が無いから全部家事やって!」
などなど。世の中のお父さん方はこんなわがまま専業主婦を見てどう思うのでしょう・・・。
でもわがまま言い放題の私を夫は「はいはい、そうだね。」って嫌味な言い方ひとつせず対応してくれるのです。むしろ「子供の看病疲れがずっとたまってたんだよ。そんなやる気のない日もあるよ。」なんて言ってくれます。どんなに幸せなことか!嫌われることを恐れることなくわがままを言い放題なことって私にとってはこの上ない幸せなのです。
きっと、私が小さいころから母親や周りの人に嫌われないように、不機嫌にさせないように言動に細心の注意を払ってきたからでしょうか。これだけわがままやひどいことを言っても私は嫌われない!ってことに至上の愛を感じるのです。満たされます。私の大好きな小説である村上春樹さんの「ノルウェイの森」の中で主要登場人物の「緑」がいう台詞に愛についてのこのような文があります。
私が求めているのは単なるわがままなの。完璧なわがまま。たとえば今私があなたに向って苺のショート・ケーキが食べたいって言うわね、するとあなたは何もかも放りだして走ってそれを買いに行くのよ。そしてはあはあ言いながら帰ってきて『はいミドリ、苺のショート・ケーキだよ』ってさしだすでしょ、すると私は『ふん、こんなのもう食べたくなくなっちゃったわよ』って言ってそれを窓からぽいと放り投げるの。私が求めているのはそういうものなの
「ノルウェイの森」より引用
この文を初めて読んだ時、分かりすぎる!って衝撃的でした。村上春樹さんは何でこんなにも女の子の気持ちがわかるんだ?って。本当にこの理不尽なわがままをせっせと聞いてくれて、それでも「嫌う」という感情なしでひたすら尽くしてくれる相手。そして、そのような相手の存在がロマンチックな愛のセリフを言う相手なんかよりよっぽど私にとっては必要としているという事実。こんなセリフを言われた主役のワタナベ君はあまり理解できなかったみたいですがね。そんなワタナベ君に緑は
「女の子にはね、そういうものがすごく大切なときがあるのよ」
と言います。
うん!!ものすごく大事!緑さん私にはわかるよ!って読みながらうなずいていました。この心情は女性特有かどうかは謎ですが。男の人にもきっとありますよね?
で、結婚して子育てしてふと思ったのですが、このような愛情を求めるわがままって、まさに三歳児のわがままそっくり!!って。
最近、私が夫にわがままっこな態度をとっていて、「これいつも私が長女にされていることじゃない?」って思いました。夫とわがままっこMAX状態の私のとある会話。
私「おいしいパン屋に行きたい!!」
夫「じゃあ、昼買いに行く?」
私「でも昨日も食べたから食べ過ぎになる」
夫「じゃあ、やめる?」
私「でも、行きたい!」
夫「じゃあ行こう」
私「行かない。」
夫「・・・・・じゃあどうする?」
私「あなたが考えて。」
夫「・・・・・・・。」
3歳児みたいですよね。むしろ三歳児よりタチが悪いかも。私がもし夫の立場なら間違いなくブチ切れています。めんどくさ!って。このようなわがままっこな言動にはこれだけわがままを言っても嫌われないほど愛されていると確認または夫を試しているという思惑があるかもしれません。
そしてしばらくわがままっこMAX状態が続いたのち、すっきり膿が取れた感じで復活します。子供のわがままにも全くイライラしない自分にびっくりします。そして前へ進むことができます。
今回自分が夫に対してこんなわがままっこになってみて、3歳長女の理不尽なわがままを私に言う気持ちが少しわかった気がしました。母親である私に甘えていて、誰よりも依存していて、嫌われないと信じていて、愛情を欲していて、時に母親の自分への愛を理不尽なわがままで試しているんだって。その証拠として、意外と親から離れると驚くほどわがままを言わずにいい子になるという話にもこの理由なら納得できます。
そして愛情が満たされる、揺るがない支えの存在があると子供はどんどん恐れなく安心して前へ進むことができるのでしょう。私が夫にまるで3歳児のようなふるまいで自分は愛されている、どんな自分でも受け入れてくれる場所があるという心の強い支えがあると、力強く前へ進めるように。うーん、私って幼い頃に無条件の承認要求が十分満たされなかったから、それを大人になった今でもこじらせているのでしょうか・・・。
そんな風に思ったら、どんな長女のわがままもおおらかな心で対応したい、とより強く思うようになりました。そう考えると私の夫は本当に強い人だと思います。強いからこそできることです。母親になった今だからわかります。
夫がわがままな私にしてくれたように包み込むような愛で私も子供に接したいなと思った今日この頃なのでした。