悩みすぎな私の子育てライフ

ある主婦の生存軌跡を残すメモ

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身体と同じように精神も事故に遭う

最近、ブログ生活を再開したヒエヒエです。

ブログに費やす時間が増えてきた今日このこの頃。やっぱりブログに対して同じような気持ちを持った同士ブロガーを探してしまう私です。

同じような気持ちの仲間がいると知るだけでも心強いですから。

あと、単純に素敵なブログに出会いたいなーと思って、はてなブログ内を探していた訳です。

そうしたら、ブログを一生懸命頑張っていて、文を書くことが大好きで、また、文に関して苦悩している、とても共感出来て、応援したくなる、あるブログを発見しました。

ある有名な某ブログの記事から、「ブログ仲間にハッピーバースデー」みたいな記事があって、一匹狼気質の私からみて、なんだかいいなぁ、こんな関係って…そんな祝ってもらえる幸せ者のブロガーってどんな方だ?…という経緯で辿り着いたブログです。

まぁ、その時私は大体2ヶ月前ぐらいの記事から入ったので、そこから、下に表示される関連記事の過去の記事に導かれて、そのブロガーさんの人となりを知った次第です。

その方は小説を一生懸命書いていること。文章を書くことを仕事にしたいこと。上手く表現出来なくて苦悩していること。繊細で優しい心の持ち主であること。努力家であること。

文章ってやっぱり「人間性」「人柄」がよく表れるなぁ…と。

その方のブログに対する姿勢にとても好感がわきました。私にも通じる部分があると、はっきり感じたのです。

久しぶりに「読者になる」ボタンに指を伸ばしたわけです(あまり私は「読者」にはならないのです…なんだかよくわからないプレッシャーに晒されるのが嫌なもので)

でも…待てよ。最近の記事を見てみよう…。

というわけで、最近の記事を見たのですが…

ここ1ヶ月で、身の毛もよだつような状態に変貌しておりました。

単刀直入に申しますと、とても正常な状態で書いたとは思えない内容の記事がずらーーーっと並んでいたのです。

おそらく、そのブロガーさんの読者さん達も、この異常事態を確信しつつ、もうどうしようもできない、という感じなのでしょう。

そのブロガーさんの記事を遡っていくと、まずブロガーさんの書いていた渾身の小説が誰かに揶揄されて、酷く悲しみ、怒っていた記事がありました。

どんな立派な小説家だって、アマチュアだって表現したい事は同じだ!…と。

悔しさと、悲しさで溢れた記事でした。

その出来事が引き金となったのでしょうか。物凄い焦りと、不安と自分の能力に対する絶望が滲み出た記事がありました。

その後は…自分の作品(小説)に没頭する姿が目に浮かぶ記事の連投。

そして………

同一人物とは思えない、自分の中の苦悩の迷宮から出られず、彷徨っている時に助けを求めるような、ツイートのような悲しい記事。記事。記事。

私はふっと太宰治の『人間失格』の終盤の雰囲気を思い出しました。

きっと本人は自分が異常な事をしているとは気づいていない。

人間なんて、何かちょっとしたきっかけで、すぐに狂ってしまう。

走るのが速い自転車ほど、ちょっとした石ころにつまずくと、取り返しのつかない事になってしまう。

きっとその方は、速く速く自転車を飛ばし過ぎた。

そして、事故にあった。

身体だけでない。精神だって事故に遭う。

それは、偉人だって変わらない。『人間失格』で太宰治が証明してくれている。

寧ろ、何かに一生懸命で真面目でストイックな人ほど、精神の事故に遭いやすいのかもしれない。

その方が、十分な休息をとられて、暗い迷宮から出て、明るい陽の光で包まれる事を願っています。

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