悩みすぎな私の子育てライフ

ある主婦の生存軌跡を残すメモ

【スポンサーリンク】

自分の好きなように絵を描くのって難しい

絵を描きたいなぁ、と最近強く思う。

私は結構絵が好きな方だと思う。

でも、「上手な絵」というよりは「自分の表したいもの」を描けるようになりたい。

自分の気持ちのまま、自分の好きなように描きたい絵を描きたい。

これって、実はかなり難易度が高い事だと思う。

例えば、私は人間の裸体を真剣に描いてみたいなぁ、なんて思う。

え?何でって?人間の身体って魅力的じゃないですか?

「別に描けばいいじゃん」ってなるが、実は意外とそれが簡単じゃない。

まず、私の場合昼間は子供達がいたり、家事があって時間がない。

そして、時間があったとしても(子供達がテレビを観ている間とか)、描いてて「お母さん何描いてるの?」なんて言われたら、ビクッとしてしまう。

「見せて〜」なんて言われて見られたら・・・「何でこんな絵描いてるの?」って言われて、裸体の絵を前に説明に窮するのは目に見えている。
まず「絵」というものは誰にも邪魔されずに一人で描くものだし、描いてる姿をマジマジと好奇の目で見られたくないし、しかも結構時間を要する作業だ。しかも断片的でなくまとまった時間が必要。

よって、私には昼間に絵を描くことはほぼ無理・・・となる。

まぁ、子どもに頼まれてアンパンやらプリキュアなんかは沢山描けれるけどさ。

やっぱり自分が描きたいものを描きたいんですよ!私は。

携帯で描く手段もあるだろうけれど、まずはやっぱり、紙とか鉛筆で描きたい!

だからといって、子どもが寝た後描くのもなかなか厳しい。

何故なら次は夫が帰ってくるからだ。

夫が「ただいまー」って仕事から帰ったら、脇目も振らずに血眼で裸体を描く妻がいたら、流石にいたたまれないし、そんな事できるほど心が鋼ではない。

だからって、夫が寝静まってから、こっそりと描いたりしたら、寝不足になっちゃうし。

私は一体いつ裸体を描けばいいんですかね?ほんと。

いや、別に「裸体」は一つの分かりやすい例としてあげただけで、そんなに裸体に執着はしていませんよ。

裸体か、裸体じゃないかに関わらず、やっぱり描きたいものを描くのって難しいですよ。

で、何で私がこんな話をいきなり話しているかというと、最近夫が滅多にない出張で夜いなかった日があったのです。

「これは絵を描くしかない!」

と意気込んで子どもを寝かしつけた後、絵を描きました。

そしたら・・・・

意外と描きたいように絵が描けない。

なんだか、いつもの癖?で、周りを気にして描くのを躊躇してしまう自分がいるのですね。

何だか恥ずかしい・・・ってなっちゃうんですね。

誰も見ていないのに、一体何を躊躇してるんだ?!私?!おい!みたいな、鉛筆と紙の間に謎の壁が存在するのです。

頭で思うのと、実際に描くのとでは全く違う。

嘘だと思うなら、描いてみてください!自分の心から描きたい絵を(普段全然描いていない人ね)

なかなか描けないのですよ。なんだか生み出してはいけないものを生み出してしまうような気がするのです。

そんなあまりにも密やかな夜の戦いを経て、絵を描きましたよ。私は。やってやりましたよ。

そして、描いた絵を真夜中の静寂な中眺めて「このスケッチブックの管理は厳重にせねば」と心に誓いましたね。

いやー描けないことにガッカリしたりもしたのですが、絵を描くのは本当に楽しくて楽しくて。深夜3時まで描きました(何してんだよ)。それでも頭が興奮状態で、その日は寝床にはいっても頭が覚醒してねれなかった・・・みたいな出来事が最近あったわけです。はい。

「自分の好きなものを描く」という行為は私にとっては難易度が高いし、
それができる環境も大切だな・・・と痛感しましたね。さらに描く時間もなければ、もう何も始まらないですからね。絵を描くのって湯水のように時間を消費しますよ。本当に・・・あ〜恐ろしい。

そして、さらにその絵を「誰かに見せる」って相当ハードルが高いことです。

私は自分の描いた絵を誰かに見せる事を想像した時、ブログを始めて初めて記事を投稿した日のことを思い出しました。

0から1ってかなりエネルギーがいるのですね。

でも、そこを乗り越えたら、なんだか一気に可能性が開かれる気がします。

きっと、絵も誰かに一回見せてしまえば、そんなに「きゃー恥ずかしー!ドキドキ!」なんて気持ちも無くなっていくんでしょうね。

てか、「きゃー恥ずかしいー」なんて言ってる時点でスタートにも立ててないって事なんですよね。

実際「きゃー恥ずかしいー」なんて大騒ぎしているのは本人ぐらいで、見る人は大体心凪ですからね。それに、まずほとんど人が見てくれない状況から始まりますよね、きっと(ネット上にアップする事を想像してます)

「自分の絵を描ける壁」の次は「自分の絵を見せる壁」の向こうには「どうやったら見てくれるんだの壁」があるのでしょうね。壁多い。

本当「私の絵を見ろ見ろ!」ぐらいにならないと・・・・創作活動なんてできないのでしょうね。

だからね、世の中の創作活動をされてる方は本当に凄いことをやってのけている方々なのですよ。

自分をさらけ出した作品を世に公開するのって、本当に勇気がいるし、強い心をもった一部の勇者達ですからね。

アンパンマンを創り出した「やなせたかし先生」なんて本当にすごい方なのですよ。言わずもながでしょうが。

当初はアンパンマンに対して批判的な意見が多かったらしいですからね。

「くだらない」とか「自分の顔をちぎってあげるなんて残酷だ」みたいな。

それでもやなせたかし大先生は「他の人に何を言われようと僕だけは君のファンだから」みたいな事をおっしゃって、アンパンマンを描き続けたらしいのです。

もう・・・これって本当に凄すぎる事ですよ。

自分と未来に対する自信と、勇気と、周りに惑わされずにブレない芯の強さ、全てを兼ね備えてないとできないことです。

そんな事を考えながら「アンパンマンマーチ」の歌詞を聴くと涙が出そうになりますよ。

自分の創り出したものを「愛すること」「愛せること」は創作活動をし続ける上での大原則なのではないでしょうか。

私は「技術的に上手い下手」よりも「そこに愛があるかどうか」の方を重要視します。

いくら写実的な絵がかけてもそこに愛がなければ写真と変わらない。「作者が一体何を表現したかったのか」が伝わるような強い気持ちが入っていないと。

大体自分が創り出した作品を創り出した本人が愛していなかったり誇りに思っていなかったら一体誰が愛するのでしょう。あ、自惚れとは少し分けないといけないかもですが。

自分がどうしようもなく好きだったり気に入っている作品を、他の人と共有する為に、自信をもって世に出すべきです。

自分が愛していない作品を一体誰が愛してくれるというのでしょう。

だから、何が言いたかったというと、私は自分がどうしようもなく好きで愛する絵や作品をいつの日か生み出したいのです。

その為にはまだまだ道のりが長いですが、少しずつ描く練習をして、一歩一歩進んで行けたらいいな、と思います。

そのうち、ブログとかどこかに載せれたら楽しそう。

デジタル作画とかいつかチャレンジしてみたいものです。

にしても、絵を描く趣味って時間がきっと無限に必要なのでしょうね。

絵を描くことを趣味や仕事に出来る人はある意味、人生を芸術に捧げた人なのでしょうね。

人生の貴重な時間の大部分を絵に費やす事にためらいがないのですから。

そして、ある意味一生暇することなく何かを生み出せる術があるのは、どんな事よりも恵まれているとも思うのです。

そして、94歳になっても「まだ死にたくねぇよ」と言えるような、やなせたかしさんのようになりたい・・・と思ったのでありました。


【合わせて読みたい】

www.hiekashi.com
www.hiekashi.com
www.hiekashi.com
www.hiekashi.com
www.hiekashi.com
www.hiekashi.com

【スポンサーリンク】