土を耕す時期はそろそろ終えないと。
次はタネを蒔かないと。
どんどん蒔かないと。
人生は短い。
早く早く種をまかないと、植物の一生を見る前に私の一生が終わってしまう。
素敵な花が咲くのを見たいのならば、早く種を蒔いて、世話をしないといけない。
素敵な果実ができるのを確認したいのならば、とにかく行動を早めないといけない。
そして、その素敵な果実を、みんなに配れたら・・・みんなが手にとって笑っている姿を見れたら・・・どんなに素敵だろう。
まぁ、それを見届けられずにこの世を去るのもありっちゃ、ありだけど。
やっぱり、欲張りな私は見てみたい気がする。
でも・・・そのためには、まず、素敵な果実を育てれるような知識をしっかり身につけ、行動を素早くしたいものだ。
でも、机上の勉強と、土を耕すだけじゃあ、何にも進まない。
若いこれはそれでもよかった。
だけど、ある程度歳をとってきたら・・・。
もう、いつまでも、机上の勉強と土を耕していたんじゃダメだ。
次のステップ、次のステップにいかないと。
私という塊の老朽化は待ってはくれないのだから。
いつまでも、同じ場所で踏みとどまっていないで、行動しないと。
机上の空論をいつまでもこねくり回してもどうしようもない。
溜めていたはずのエネルギーも、朽ち果てていくから。
もしかしたら、長い時間をかけて大層な果実なんて作るのを目指さなくでもいいのかもしれない。
簡単でどんどん実ができるミニトマトなんかを絶え間なく作り続けるのも決して悪くなんてない。
だけど・・・どうして、私は「幻の果実」みたいな、理想の存在を追い求められずにはいられないのだろう。
きっとね・・・今まで培ってきた自分の土壌と知識に自信があるからだ。
だから・・・「自惚れている」かもしれない・・・自分に早く気づく為にも・・・早く実践しないといけないのだろう。
「自惚れているか、そうじゃないか」は、誰が決めることでもなく、自らの実践でしか分かり得ない事なのだから。
「〇〇したい!」と思ったら、どんどんするべきなんだ。
いつまでも、その場で何かに足を引っ張られて、身動きができないままでいると・・・
自惚れた、勘違いした、イライラした・・・そんな身体だけ成熟して、何かの成長が止まったままの・・・残念な大人になってしまう。
「〇〇したい時に、思いっきりやること」が・・・結局自分の成長に繋がると、大人になった今、強く思うよ。
鉄は熱いうちにうたないと。
これをこじらせちゃうと、そのうち、その衝動が変な方向に繋がってしまうから。
自分の気持ちに正直に生きるのが大事だと・・・幼い頃我慢ばかりしてきた私という大人は思います。