求めている人がいないと、
例えば、人通りが多い通りに、「 飼い主募集」の犬の写真が大きく載ったポスターを貼るとする。
だけど、犬に全く興味がない人は、そんなの視界にもはいらない。
もちろん、ポスターにかいてある字なんか読もうとも思わない。
だけど、犬が好きで、「犬飼いたいなー」 と日々頭の中で強く思っている人が、 その通りを通ったらどうだろう。
まず、かわいい犬の写真で、自然と視線がそちらに向く。
そして、意識が向き、ポスターに書かれた字を読もうと思う。 そして読む。
そして、その犬を飼いたいので、 ポスターに記載されている電話番号に電話をかける。
そして興奮気味にこう言う。
「たまたま、偶然ポスターを見たのですが・・・」
そしてこう言う。
「運命の出会いですね」
でも、それは、実は必然だ。
アンテナを常に張り巡らせていたから、その運命を引き寄せた。
そう、運命の出会いは偶然なんてない。
互いに潜在的に求め合っていたから出会える。
求めていなかったら、毎日、 そのポスターの貼ってある通りを歩いていたとしても、 毎日通り過ぎるだけだ。
毎日毎日通り過ぎて・・・決して出会わない。
そのポスターの字が、その人の頭の中に入ることはない。
だから、運命の出会いは奇跡なんかじゃない。
互いにずーーっと求めてたから出会えたんだ。
運命の本との出会いだって同じだ。
いくら本があなたに会いたがっても、会うことができない。
あなたからもその本を求めないと。
だから、運命の本と出会えて嬉しいのはあなただけじゃない。 本もあなたとの出会いを望んでた。
欲しいものがあったら求めること。
自分の気持ちに嘘をつかずに、 見てみぬふりせずに素直に求めること。
この自分に対して誠意ある行為が大切だと思う。
「求めよ、さらば与えられん」
この聖書由来のことわざは言い得て妙だ。
わたしは、あなたがたにいいます。求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。(引用:新約聖書 ルカの福音書 11章 9節)
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