悩みすぎな私の子育てライフ

4歳と2歳の姉妹の子育て中専業主婦のチャレンジブログ。

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「うさこちゃんとたれみみくん」を読んで、もやもやして仕方がない件

4歳児と2歳児の育児中の主婦ヒエヒエです。

私はよく子供の為に図書館で本を借ります。
子供に適していると思ったものを私の勝手な自己判断で選んだり、子供自身が自由に選んだ本を借りる場合があります。

受け身でなく子供自身に積極的に選択させることを大切にしたいからです。

そして、「うさこちゃんとたれみみくん」という絵本は2歳の次女自身が選んだ本でした。

こちらの絵本です。

有名な「うさこちゃんシリーズ」ですな。

で、その絵本を読んだのですが・・・


とてつもなくモヤモヤする!!


あ、まずざっくりと話の内容を書くと、

**********

うさこちゃんのクラス(幼稚園かな?)に耳の片方垂れた“だーんくん”という新しい友達がはいってくることになりました。

みんなはその子のことを「たれみみくん」と呼びました。

うさこちゃんはある日、だーんくんと二人で遊んだ時、
「たれみみくんと呼ばれていやじゃない?」とききました。

だーんくんは
「いやだけど、みんなが僕のことをよく知ってきたらかわるんじゃないかな」
といいました。

うさこちゃんは悩んだ末、クラスのみんなに、「たれみみくんじゃなくだーんくんと呼ぼう」と呼びかけました。
そのうさこちゃんの勇気ある行動の結果、みんなは“たれみみくん”ではなく“だーんくん”と呼ぶようになりました。

めでたしめでたし♪

************


はい、こんな話です。

え?いい話じゃないかって?

まー現実にはこんなに平和に終わらない気がしないでもありませんが、悪い内容ではないと思います。

現実ではそういう訳にはいかないにしても、幼少期には建前でも「正しいとされていること」をいったん知っておくことは大切な事だと思うからです。

いったん学んでから「ん?あれ?」と疑問を持つ場面に出会って脳みそを振り絞っていけばいいのです。

でと。

私がもやもやした点は、内容ではなく、

「うさこちゃんとたれみみくん」

というタイトル。

私はとても違和感を感じる。

人の体の特徴をつかって呼ぶのはよくないよね!みたいな話なのに、

タイトルに「たれみみくん」ってつかっている大人の矛盾。

なんで「うさこちゃんとだーんくん」じゃ駄目なのか。

まあね、私だって何となく理由は分かりますよ。

「うさこちゃんとだーんくん」より「うさこちゃんとたれみみくん」の方が、インパクトが大きい!覚えやすい!分かりやすい!

「うさこちゃんとだーんくん」なんてなんだか印象うすーい。本を手に取る気にならない。

どんな内容の本なのかもわからない〜。

でもね、その発想は、まさに
クラスメイトがだーんくんを「たれみみくん」と呼んだ思考回路と何が違うのだろう。

いやあね、私は別に差別用語絶対反対!断固反対!って訳でもないのですがね。

寧ろ最近の「差別」に対する過剰な意識には少し首をかしげる派です。

今の世の中は「差別」と「区別」をぐっちゃにしていると思います。

区別を「差別だ!差別だ!」と主張して利益を得ようとしている手段が今の世の中いい待遇をされすぎな気がします。

だから、このタイトルは差別だ!なんていけないことなんだ!なんて目くじら立てて怒る気なんてさらさらない。

でも、子供には「だーんくんが嫌がっているのなら、たれみみくんじゃなくて、だーんくんと呼んだ方がいいね」と本で諭しながら、タイトルに「たれみみくん」と使う、大人の都合の良さ。もしくは何も考えてないならば無神経さ。

世の中でよくある、『大人が子供に言っていることは必ずしも大人は守っていない』っていう面をこの絵本を通して垣間見た気がしました。

まあ、若干こんなことに言及する私はめんどくさいクレーマーみたいな気もしないでもないけれど。

まあ、それはさておき。

大人って子供に「いじめは駄目」と言いながら、世の中いじめだらけ。
「差別は駄目」とか偉そうに言いながら、差別だらけ。
「喧嘩は駄目」とな言いながら世界は戦争だらけ。

大人って自分のことをいつも棚に上げてるよなって思います。

あ、もちろん私だって自分のことを棚に上げて子供に偉そうなことを言っている一人です。

だからですね、別に「この絵本、主張が矛盾しておかしいだろ!」なんて主張している訳でなく、

大人の世界だとこういうことよくあるよなーって感じたって話。



で、ここでちょっと、原作はどのようなタイトルなのだろう、と気になったので調べてみた。

もしかしたら、「うさこちゃんとたれみみくん」というタイトルの私の違和感は翻訳によるものかもしれないと思ったからです。

調べてみたところ「うさこちゃんとたれみみくん」の原作のタイトルは「hangoor」でした。hangoorは垂れ耳うさぎの総称らしいです。

私はこのタイトルには別に特に違和感を感じない。

例えば、「うさこちゃんとたれみみくん」のだーんくん(たれみみくん)を黒人という設定に変えてみる。

「黒人」という言葉はもちろん差別用語ではない。なので、hangoor(垂れ耳うさぎの総称)も差別用語じゃない。

クラスのみんなはだーんくんを「黒人」とよぶ。うさこちゃんのクラスのみんなは「白人」という設定にする。

みんなは少数派の黒人のだーんくんを「黒人くん」と呼ぶ。

もちろんだーんくんはそう呼ばれるのを嫌がる。

まあ当たり前の話だ。

私だって、外国の学校で「日本人さん」なんて呼ばれたらなんだか嫌な気分だ。

なぜなら私個人をきちんと見ずに、「日本人」という一括りでしか見られてない気がするからだ。

私個人を無視した扱いだからだ。

だけど、もちろん「日本人」という言葉は差別用語ではない。

でと、このだーんくんを黒人という設定の場合で、本のタイトルが「黒人」だったら別に差別的な要素を感じない。

うん、オッケー。

でも、「うさこちゃんと黒人くん」というタイトルをつけてしまうと、一気に差別的要素が入る気がする。

なぜならうさこちゃんと並列関係にするのなら、うさこちゃんは固有名詞なのだから、後に続く名前も同じ固有名詞にしないといけない訳で・・・。

これではだーんくんのことを「黒人くん」として認識している、ということになって、まさにクラスメイトがしたことと同じことをしてしまっているのではないかと。

なんて私の考え過ぎでしょうか?

なので、原作のタイトル「hangoor(垂れ耳うさぎの総称)」の日本語訳を「うさこちゃんとたれみみくん」としてしまうと、個人的にあまり良くない訳に思えるって訳です。

でも、日本では「〇〇ちゃん」「〇〇くん」とつけて呼ぶ習慣から、外国と違うのであって、〇〇ちゃん、〇〇くんとすると一気にニックネームになってしまうっていう文化がある。

なので完璧な翻訳なんてきっと不可能な話なのだろう。

ということで、
「うさこちゃんとたれみみくん」の本を通して翻訳の難しさもつくづく感じたって話でした。

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