悩みすぎな私の子育てライフ

ある主婦の生存軌跡を残すメモ

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【デジ絵練習⑪】顔の雲

 

最近絵をよく描く。

するとすぐに時間が溶けるように無くなる。

そして「あ~もうこんな時間だ…」ってげんなりする。

でも、やっぱり絵を描くのは楽しい。

 

でも、世の中の絵描きを生業としている人はやっぱり尋常じゃないと思う。

相当な覚悟がいるのだろう。

 

私は3時間ぐらい絵に時間を費やしただけで、なんだかよくわからない罪悪感を感じてしまう。

 

本当にこれでいいのか?って。

 

この時間をもっと他の人様の役に立つことにつかえたんじゃない?って。

 

でも、そんなことを考え始めたら、何もできない。

 

「そんなこと知るか」っていう図太さが必要なのだろう。

 

自分の時間は自分の好きなように使えばいい。

自分が大事と思うなら…罪悪感なんて感じなくていい。

そう自分に言い聞かせながら描く。

 

自分の時間管理は、自分が主導権を握ってもいいと思う。

 

そして、それが自分の納得いく人生を作っていくことにつながるのだと思う。

 

私は自分の人生の時間のある程度の割合を、絵を描く事に捧げると決めた。

 

だけど、今のところ、その絵をどうするかは分からない。

 

もちろん、どうなるかも分からない。

 

私の人生にどう影響するのかも分からない。

 

だから、ほんのり苦しいんだと思う。

 

ただ純粋に「描いていて楽しい」というシンプルな理由だけで、絵をずっと描き続けれたら、いいのになって思う。

 

私はきっと他に色々と持ちすぎた大人になってしまった。

 

だから、細々とした無駄な雑念のない、水遊びする無邪気なこどものようになれたらいいのになってぼんやり思う。

 

 

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【デジ絵練習⑩】ある線路で…

 

今回の絵は一点透視図法の練習のつもりで描いたが、死にそうになる羽目になった。

なかなかイメージ通りに描けず、苦戦したが、どうにかこうにかまとめることが出来た…気がする。

 

一点透視図法については知っていて過去にも描いたことがあるが、二点透視図法、三点透視図法は用いたことがない。

だから、その二つの透視図法について練習する前のウォーミングアップ的なつもりで描いたのだけれども…イメージ通りの絵がなかなか描けず、ものすごく時間がかかってしまった。

 

絵は苦しんで描くものではないと思う。

だけど、多少は自分の求める絵を描くために、苦しむことも必要なのかもしれないと思った。

 

だけど、苦しんだ分前に進んだということには、決してならない。

このことは肝に銘じとかないといけない。

 

私はこの絵を描き始める前は、すんなりとイメージ通りに描けるだろうと高をくくっていた。

だけど、まったくすんなり描けなかった。

 

自分でも不思議なのだけれども、嘘のようにすんなり自分の描きたい絵が描ける場合と、全くダメな場合がある。

 

私は結構絵は感覚で描いている節がある。

 

だけど、その「なんとなく」で描けない場合が必ずある。

 

その場合は、私の表象力に技術が伴っていないという事だろう。

 

うーん。何事も、望むところにたどり着くためには、正しい知識と実践と試行錯誤の連続が必要なのだな…と痛感した。例えそこに苦を伴うとしても。

 

そして、今回気づいたことがある。時々、ブログの文章も書きながら、書く前には全く考えていなかった内容の文章が生まれてくる現象が時々私に生じるのだけれども、それは絵も同じように当てはまるという事を。

 

私は描く前は、まさかこんな絵が生まれるとは思ってなかった。でも描きながらなんとなく、こんな絵が生まれた。

 

もちろん絵の構図は何となくは決まっていた。今回の場合だと、「夕暮れの線路と花とそれを愛おしそうに見つめる鹿」という構図だった。

 

だけど、描いているいるうちに、線路の周りの景色を空の色合いから、なんとなく水辺にする方向になって、そしたら鹿よりヒヨコの方がマッチするような気がしてきて、結局こんな絵になった。

 

この絵は、私の頭の中にあったイメージ通りの絵じゃなくて描いているうちに生まれた絵だ。

 

ちなみに前回の絵は大体頭の中のイメージ通りに描けた類の絵だと自負している。

 

 

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まあ・・・どっちがいいかはともかく、「描いているうちに生まれる絵」そんな絵も確かにあるんだなあ…と実感した今回の練習でした。

 

 

 

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寝室にムカデと悪魔がでた。

ある天気のいい日、掃除機をかける為に敷布団をめくった。

めくった瞬間、時が止まった。

そこには、人差し指ぐらいのムカデが布団に静止していた。

私の頭は掃除モードからムカデを仕留めるモードに一気に切り替わった。

急いで物置に走り中を引っ掻き回して、殺虫剤を探す。

なかなか見つからずイライラする。

やっと見つけた殺虫剤を握りしめ、そしてそばにあったハサミを手に取りムカデの元に早足で向かう。

そこにはムカデの姿はなかった。

私は瞬時にその日の夜の寝る時の恐怖を想像する。

ムカデの存在が頭から離れず、ムカデの居場所に頭が支配される横になった暗闇を想像する。

もし、寝ている子どもの耳にでも入ったら…。

 

その想像が浮かび上がった瞬間、私の顔つきはキリッとなる。そして、部屋中を慎重に慎重に捜索し始める。

几帳面な博士のように、ゆっくりそして冷静に、だけどただならぬ熱意を秘めてテキパキとムカデの潜む場所を効率的に探す。

その時の私の頭は限りなくクリアだった。

それはたった一つの目的に行動が支配されていたから。

それは、「ムカデを殺すこと」これだけ。

私の頭の中は、ムカデを殺す事で一杯になった。

ものすごい集中力でムカデを探す。

部屋の角の床のござを静かにめくった次の瞬間、ヤツがいた。それは、畳の端の溝にうまく沿って静止していた。

私は目を見開き、手に握っていたハサミを集中してヤツに狙いを定め、瞬時に突き刺した。

それはあっけなくハズレ、ヤツはすごいスピードで溝に沿って移動し始めた。

私はネズミを追いかける猫のように、周りをどんどん引っぺがし、ヤツを追いかけながら殺虫剤を噴射した。

このチャンスを逃したらまた地道な戦いが始まってしまうから、今が重要だ!

そんな、戦士の血が私にすごい集中力をもたらし噴射させる。

その気合いが功をなしたのか、ヤツの動きは次第に弱まり、部屋の反対側の隅でゆっくりと動かなくなった。

私は無表情でヤツの動きを真剣に観察した。

そして、完全に動かなくなったのを確認すると、「ふう〜」と一息吐いて、ゆっくりと立ち上がり死骸の処理にとりかかった。

一気に体が緩まり、なんとも爽快な気分だった。

ビニール袋とティッシュを手に持って戻ってヤツを眺めた。

 

なんとも可哀想なムカデがそこにいた。

そこには何の罪のないムカデの死骸があった。

私は少し前の、殺す事しか頭になかった、まるで冷酷な殺人鬼のような自分を振り返って、密かに背筋が凍りついた。

そして、その悪魔を見て見ぬふりして、台所のゴミ箱にしっかり縛った袋をポイっとすてた。

そして、そのまま何事もなかったように皿洗いにとりかかった。

 

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