3歳児と1歳児の育児に奮闘中のヒエヒエです。
自分が我慢していることをしていたり、羨望の対象となる人が近くにいると自分が惨めなような気がしませんか?
この間の子育てサークルでの話なのですが、リトミックの講師の方を招いての活動でした。
その先生がねえ・・・・すごいオシャレな格好をしてきていたのですね。ザ・働くできる女風ファッション!みたいな。
髪もきちんとセットして、メイクバッチリ、ネイルもしていて、イヤリングもネックレスもして・・・。子育て中には絶対着れません!みたいなツルツルテカテカな服を着ていました。
片やこちらは、髪もボサボサ1つくくり。服もお下がりで頂いたリピート率半端ない授乳服を着て、手なんか見るに耐えないほど荒れてボロボロ。そして、ノーメイク。
てか、こんな場所に何故そんなオシャレな格好?自慢か?みたいなよくわからない敵対心にも近い感情が芽生えてしまった私は心が醜い人間でしょうか?
あーわかっていますよ。その先生にとって仕事着ってことは。こんな考え方をしてしまう自分が残念だってことは。
でも、子育てに奮闘中の日常の場面で、その格好を見せつけられたらいい気分になる人っている?こちらとしたら、ジャージ姿ぐらいの先生の方が親近感湧きますよ。正直。
オシャレとか、はっきり言って子育て中は私にとって邪魔な感情でしかない。効率的じゃあないんですよ。
オシャレな服を着て、子供に汚されたりした時にイライラなんかしたくない。余分なイライラを作りたくない。ただでさえイライラするのに。
だから、子育て中はオシャレをキッパリ諦める!って気持ちを頑張ってつくってた。ていうか諦めざるを得ない。自分をゆっくりメンテナンスする時間なんてない!
それなのに、こんなきらきらな完ぺきな格好した仕事バリバリ女性が近くに出現しちゃうと、オシャレについて頭にチラついてしまうじゃないか!羨ましくなっちゃうじゃないか!そして、子育て中で、オシャレに全く気遣っていない格好の私が惨めな気がしちゃうじゃないか!
オシャレを忘れようとしてるのに・・・お願いだからそっとしといてくれ!みたいな。
やっぱり、人間ってどうしても周りと比較して、自分の立場を見てしまいがちなのでしょうか?
過去に、夫の友達の新婚夫婦と遊びに行ったことがありまして。その新婦さんは結婚後、地元を離れて元々勤めていた会社の東京の支社で働いて在宅ワークをしている、との事でした。
新婚で身軽に何処にでもいけるし、さらに働いている。そんな新婦さんを、子育てネガティヴモードになっていた当時の私は、とても羨ましく思ってしまったのです。
ですが、その新婦さんは
「在宅ワークだと化粧もしなくなったし、女捨てちゃってる気がするんですよね。私はこのままでいいのかって。引きこもりみたいで社会から隔離された気がして、つらいんですよ。」
と言うのです。
それを聞いて私は、もちろん、当たり障りない返答をしました。
「つらいよねー。わかるわぁ。子育ても世間から隔離された気分になるからね。」
なんて、笑いながら余裕をかましていいましたが、心の中では「こんな立場で、女を捨ててるんだったら、私は一体・・・」なんて惨めな気持ちになっちゃったんですよ。
しかもね、その新婦さんがすごく可愛い子で。まさに私のタイプの子。森ガールみたいなね。
なんかねぇ・・・・よくわかりませんが、凄く劣等感を感じてしまったのですよ。凄く惨めな気分になってしまった。
しかも、遊びに行った先で、私が子供二人の子守して、その間に夫と友達の新婚夫婦で山登りする流れに。その間の子守のつらさったら。いつもと同じことをやっているはずなのにね。
そして、その新婚夫婦と別れたあと、ずっと我慢していた私は泣いて夫に当たり散らしてしまう始末。
「私をこんな惨めな気持ちにさせる為に今日私を誘ったの?」
こんな気持ちになる状況を作った夫はひどい!って責めました。
こんな惨めな気持ちになりたくなかった。
でも、近くに羨望の対象の人がいると、どうしても自分の立場がすごく不幸な気がしてしまう。いつもはそんなにも思わないのに。
そしてこんな惨めな気持ちになってしまうという事自体がある意味負けを認めてしまっているという事実。
その事実を認めざるを得ない事にもさらに惨めを感じる。とにかく、惨めのオンパレードなのだ。
こんな気持ちになってしまう自分なんか大っ嫌い。
本当に、情けないことは分かっています。でもしょうがない。私はまだまだ弱い人間だから。
人間って、どうしても周りの人と自分の立場を比べて幸福度を決めてしまうものなのでしょうか。
携帯電話だって、昔はあるだけで便利だと思っていたのに、今ではスマホが普及して周りがスマホだらけになるとスマホを持っていないと不便だと感じてしまう。
周りと比べて自分の立場が決まる?決めてる?決められてる?
フィギュアスケートの真央ちゃんだってさ、十分すごいはずなのに、キムヨナちゃんが近くにいる時は、すごい度が低く目に見えてしまう。不思議。そして、そのように世間様が見る傾向にあるのは事実で。
自分にしっかり自信と肯定感を持てばそんな周りの状況によって自分の立場が揺らぐ事はなくなるんだろう。
誰がなんと言おうと、私は私だ!って。周りがどう自分を見ようが、自分の立場に自信と誇りを持っている!ってなりたい。
でも、私はまだまだそれが出来ない。
まだガラケーなの?!って周りに言われたら、ついつい新しい機種に変えちゃうような、さ。
周りに働くママが増えてくると、働かない専業主婦の自分の立場が低く見えてしまうマヤカシに負けそうになる。
そして、世間様もそのように見る傾向に世の中はなっている。子育てを生きがいにする主婦にとっては生きにくい世の中に。
強くなりたい。
そう思ったヒエヒエなのでした。