悩みすぎな私の子育てライフ

ある主婦の生存軌跡を残すメモ

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実家に帰ったら何故かどっと疲れたって話

どうも、ヒエヒエです。

あー帰省したら、なんだかどっと疲れました。

客観的に見たら普段よりずっと楽してるくせに、やっぱり、ストレスがたまっているのですね。

なんだか、離れていたら気にならないことが、近くにいることで気になり出しちゃうのです。

で、どうでもいいことをうじうじ考えて堂々巡り。

この前もこんな記事書いたなぁ。

www.hiekashi.com

相当ですね(笑)

・・・もうね

B・ラッセルの幸福論で書いてあったことは本当に正論(最近はまっている本です)

大半の男も女も自分の考えをコントロールすることにかけてはまことに拙劣である。
つまり、彼に言わせれば、彼らは心配事について何一つ行動を起こし得ないような場合にも、なお心配事についてあれこれ考えることをやめないのだ。男たちは彼らの仕事のうえの心配事を寝床にまでも持ち込む。そして翌日の問題に取り組むための新鮮な力を獲得せねばならない夜の数時間を、彼らは何度も何度も問題のうえを行きつもどりつする、そのくせ、その時には彼らは何一つそれについて行動することもできないのに。つまり、彼らは翌日の行動を健全な軌道にのせるような仕方においてではなく、むしろ不眠症患者のやっかいなもの思いの特徴である半ば狂乱の仕方において、あれこれ考えるだけなのだ。この真夜中の狂乱のうちの幾分かは翌朝の彼らにも着いて離れない。それは彼らの判断を曇らせ、彼らの気分を汚毒し、あらゆる障害に対してひどく癇癪を起こさせる。


引用:B・ラッセル著「幸福論」(掘 秀彦 訳)

もう、これ私だわ。

この愚かな行いの対処法についてB・ラッセルさんは次の様にいっております。

賢明な人間は、それを考えることのうちに何か目的がある場合にのみ、彼の問題について考える。
(中略)
困難なあるいはまた心配せずにおれないような決断をどうしても下すことが必要な場合、そのためのいっさいの材料が利用可能となるや否や、諸君はその問題を最もよく考え抜き、そして決断をくだすがいい。
いったん決断を下した暁には、何か新しい事実をそれについて諸君が知った場合は別、さもなければ、この決断を決して修正するな。優柔不断ほど疲れるものはないし、またこれほど無益ものもないのだから。


引用:B・ラッセル著「幸福論」(掘 秀彦 訳)


とことん考えて考え抜いて自分の中で落とし所をみつけて、対処法をみつけて、あとはすっぱりと考えるのをやめる。

その対処法に徹する方に集中する。

だけどさ・・・
なかなかその「落とし所」にたどり着けないのですよ。

何を最優先するか。

優先順位をつけて、上位の為なら下位のものはある程度諦めるしかない。

そう、

諦めて耐えるしかないのですよ。

忍耐。

忍耐。

だけど、やっぱり私は欲張りで、

あれも諦められない。
これも諦められない。

だから、無限のループに苦しむ。

本当に欲深い人間。

諦めればいいのに、無駄にどっちもどうにか獲得できないかと、うだうだ考える。

そして疲労困憊になる。

B・ラッセルさんが言っている不幸を招く人間っていうのは正に私のような習性の持ち主だ。

僻み、妬み、恨み辛み。

心の奥底にある嫉妬。

そんな感情に溺れると、どんどん苦しく不幸になっていくことは頭では分かっているのに。

本当に、人生を賢く生きるのって難しいし、学び、努力し続けないといけないなって実感する。

ある人を「嫌い」と思う感情って本当に無理に押し殺すもの?

「嫌い嫌い」っていう止めどなく溢れてくる感情の穴を塞ごうとして、私は疲れ果ててしまう。

そして、「嫌い」と思ってしまう自分に対する罪悪感。

感謝しなければいけないのに。

感謝するべきなのに。

・・・と、一生懸命穴を塞ごうとするけど、やっぱり水圧に負けて、止めどなく溢れてしまう「嫌い」という感情。

自分でもよくわかりません。

本当に人間の感情って単純じゃないんだなって思います。

本当に何だかんだいって、自分の事は、最終的には自分が解決するしかないのです。

あとは「時間の経過」が解決してくれる事もあるかもですが。

大体は自分次第。

そう、全ての不幸に感じる原因は周りではなく「自分」なのです。

周りはヒントは与えてくれるかもしれないけれど、「解決」はしてくれないのです。

そういう意味では、人間はどこまでも
「孤独」です。

・・・にしても、ラッセルの「幸福論」は素晴らしい。

今回私が手に取ったラッセルの「幸福論」


こちらの翻訳は結構読みにくく感じましたが・・・。
ですが、ラッセルの「幸福論」自体はとても価値ある著書には変わりません。
是非、「何で私は幸せを感じれないんだ」と漠然とした不安を持っている方は読んでみてください。
素敵なヒントを与えてくれるはずです。


私も、こちらの著書を読んで、目から鱗が落ちる考えを沢山得ることができました。

どうしても、とっつきにくく感じる方は「100分で名著」の「ラッセル・幸福論」を観るといいです(私もこちらの番組で知りました)

過去の番組はこちらで有料(一話108円)で閲覧できるみたいです。

www.nhk-ondemand.jp



では☆

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