3歳児と1歳児の育児中のヒエヒエです。
今日、子供2人を夫に任せて、一人でお風呂に入りました。
熱めのお湯がぬるま湯になるまでぬぼーーーっと。
私昔からお風呂から出たくなくなる病なんですよね。今は子供がいて滅多に発病しないけど。
永遠にぬるま湯に浸かっていたい・・・。そんな気分になる。
特に冬は出たら寒いし。
で、今日もぬるま湯にプカプカと背泳ぎみたいな格好で肩まで浸かっていた訳です。
で、水面にゆらゆら映る天井の電気の光とか見ながら考え事をしていました。
お風呂の水面に映る光の世界ってなんだか不思議。
じーっとよくよく眺めていると異次元空間に迷い込んだ気分になる。
・・・・・
プカプカプカ〜(以下考え事)
なんで、ぬるま湯にはこんな出たくなくなるような魔力があるんだろう。
産まれる前の母親の胎内の羊水の中にいる時の安心感を連想させるからかなぁ。
羊水にプカプカ漂っていた時はきっと気持ちよかったんだろうな。
大した刺激もなくて。
母親から自動的に栄養分をもらって、「育つ」という可能性だけを頼りに生きている。
そして成長して大きくなったら、広々とした快適空間が、快適でなくなってくる。狭く苦しくなってくる。
ああ、もう今までの様に、プカプカ気持ちよく漂っているだけでは駄目なんだ。
このままでは駄目だ。
ここから出ないと。
次の段階に行かないと!
って胎内の赤ちゃんも思うのかな。
赤ちゃんにとってはきっととてつもなく大きな試練だろう。
でも、成長し続けるためには、その困難を経験しないことには、次の段階に進めない。成長しているからこそ、目の前に壁が立ちはだかる。
そして、困難の壁が自分の前に立ちはだかるということは、ある意味成長している証なのだ。
成長しないと、壁は現れない。
自分に次のステップに行けるだけの力が整ったからこそ壁が立ちはだかる。
赤ちゃんの時から、ずっと試されているんだ。自分の力を。
残念ながら、胎内から出る前に力尽きてしまう赤ちゃんは次の段階に行けるほどの力を持ち合わせていなかった。
きっとそうなのだろう。
そして、胎内に留まるには大きくなり過ぎた「可能性」という力をもった赤ちゃんは、産道を苦しみながら通る。本当に苦しいだろう。辛いだろう。
でも、その困難を乗り越えたその先に新しい可能性に満ちた世界が広がっている。
その苦しみを経なければ、次の段階に進めないのだ。
壁にぶつかる、という事はきっと成長しているからだ。
だから、苦痛を感じている時は成長している時なのかもしれない。
この考えを過信すると、マゾヒズムになってしまうかもしれないけど。
でも、実際、苦痛の先に成長があることが多いのは事実だ。
成長することを求めて歩き続けるからこそ、何度も壁にぶつかる。そしてその度にきっと苦痛を伴う。
何度も何度も壁にぶつかり、何度も何度も壁を突破するために頑張る。辛い時もあるだろう、その頑張りに意味を見出せなくなることもあるだろう。
でも、自分が目指すべき状況があるなら、それに向かって突き進むしかない。
高みを望む程、きっと苦労や苦痛を伴うだろう。
辛いのが嫌なら、高みを望まなければいいだけのこと。立ち止まればいいだけのこと。赤ちゃんが羊水の中で一生プカプカ漂い続けるように。
大丈夫、赤ちゃんの様に胎内から出る必要はないのだから。
その代わり、自分で成長することを放棄したら、一生成長できないぜ?
それでもいいなら、嫌な事を避け、努力することを避け、考える事を放棄し続ければいい。
そんな成長を放棄した大人なんて、この世に山ほどいるしね。
それが悪いこととは言わないけど、私は嫌だ。何故かわからないけど。
成長したければ、リスクを負い続けるんだ。
辛くしんどく感じるのは、それが成長の道中だからだ。
その点では、安西先生の台詞は的を得ているなあ。なんて。
自分の望む可能性に満ちた世界に行きたいのならそのぶん努力するしかない。
勇気を出して一歩を踏み出すしかない!赤ちゃんが親の胎内から外の世界に出るように。
赤ちゃんはきっと母親の胎内から出た時は不安でいっぱいだろう。
栄養も頑張らないと得られない。羊水の中にいる時の様に常に気持ちよくもない。寒かったり、暑かったり、皮膚に気持ち悪いものが当たったり、大きな音がしたり、眩しかったり、暗かったり。
周りの環境が著しく変化する。
きっと不安でいっぱいだ。そしてそれを越えなければ生きていけない。
でも、その困難を乗り超え続けた先の世界は素敵なはずだ。きっと。
美味しい食べ物や、芸術作品や音楽や美しい風景、知識がある世界が待っている。
きっとそんな世界の方が羊水の中なんかより素敵に決まってる。
成長の先には素敵な世界が待っているはず。
私の過去に経験した無駄だと思える苦労や、努力も、現在につながる架け橋だったんだ。
そして、これからも育児ノイローゼになりかけるほどしんどい時も、育児に悩んだ時も、様々な困難を乗り越えた先にきっと自分と子供の素敵な成長が待っているはず・・・!
プカプカプカプカ・・・・
ふーよし!いい加減風呂から出るか。
と、ぬるま湯風呂から出るのに苦労したヒエヒエなのでした。