「沢山本を読めば読むほどいい」みたいに当たり前のように言われる。
だけど、昔から私はどこかこの言葉に違和感を覚えていた。
だから、きっとショーペンハウアーの『読書について』なんて本屋でみて衝動買いしてしまったのだろう。帯に多読批判の言葉が沢山書かれてあったから。
こちらの本は私のように少しでも「多読について手放しに褒めることについてなんとなく違和感を感じる」人にとってはすごくおすすめだ。
で、私は決して「沢山本を読むことはよくない」なんて言いたい訳ではない。もちろんショーペンハウアーもそんな単純な話をしている訳でないのはここで断っておく。
で、前置きはこの辺にして、ここからはショーペンハウアーとは関係なくいつものように持論を展開しようと思う。
いつものように「たまたま頭の中で繋がったから忘れないように文章として残しておく」というスタンスです。
で、今回は「創作物って生み出すにはインプットが必ず必要だけど、そのインプットと『創作物を生み出すこと』の間にはどんな関係があるのだろう」と一人脳内会議をしているうちになんとなく繋がったこと。それを真偽に関わらず、与太話かどうかに関わらず、書き残しておこうと思う。
*
「本を読め読め」というけどさ、内容を血肉にしないと意味ないと思うんだよね。
インプットを沢山してさ、噛んで飲み込んで、全部排泄物にしたんではいけない。「排泄物にする=忘却」かな?
(何でいきなり「排泄物」という言葉がでてきたかというと、過去にこのような記事を書いたから↓
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私はこの記事で、「創作物を生み出すことは子どもを産むようなものだ!」という比喩がしっくりきたと述べている。この比喩を仮定して、今回の記事ではインプットと創作物の関係について考えてみた。
もちろんこれから述べることは、精神世界についての話しを、肉体の仕組みを比喩的に用いて表した例え話しだということはここで断っておく)
インプットしたものを排泄物でなく血肉にする。
インプットは食べ物のようなものだ。
身体が必要としている栄養しか血肉にはならない。
だから、大量のインプットをしても、身体が欲しているものしか吸収されない。
そして、創作物を生み出すためには、体の中で創作物という胎児をインプットという栄養で育てないといけない。
だからさ、「インプット」が直結的に「創作物を生み出すこと」には繋がらない。「創作物という胎児」が必要としている栄養の一部として、取り込んだ「インプット」から流れ込んでいるだけ。
クリエイティブな人っていうのはインプットしたものを自分の血肉にするだけでなく、子どもをつくれる人ってことなんだと思う。
つまり、クリエイティブな人とそうでない人の違いは、食べ物が違うのではなく、身体の仕組みが違うってわけ。
「創作物をつくれるかどうか」と「インプットが多いかどうか」は全く異なる次元の話だと。
「子どもがどうやったらできるか」と「どんな食べ物をどれだけ食べるか」は全く次元の違う話だ。
いくらいいものを大量に食べたからといって子どもができるわけじゃない。
じゃあ、どうやって子ども、創作物ができるか?
子どもという存在がどうやって発生するか、つまりどうやって創作物が生まれるか、どこから創作物がやってくるかは今の私にはちょっと超越しすぎてわからないけれど「出会い」が関係している気はする。精子と卵子が出会うようにさ。
ちょっと明後日の方向に逸れそうだから話を戻す。
とりあえず、クリエイティブな人っていうのは、他の人よりも沢山インプットできるし、しなければいけない。まるで沢山栄養をとらないといけない妊婦さんのように。
妊婦さんはね、子供のために自分を大切にしないといけないんだよ。
だから、創作者は創作物を生み出すには、自分自身を大切に愛さないといけない。
創作物を愛するためには自分自身を愛することが必須なのだから。
母体を大切にすることは胎児を大切にすることにつながるから。
創作物を生み出すことって素敵なことだよ。
それは、未来につながる希望だから。
出産ってすごいエネルギーが必要だ。
命に関わることだってある。
出産のせいで、身体がガタガタになってずっと後を引く人もいる。
だけど、何人産んでもケロっと長生きする人だっている。
色んなタイプがいる。同じ人間なのに。
それでも、親にとっては生んだ我が子は愛おしいし、必ず何かと関わって世界に影響を及ぼす。
創作物だって、優劣関係なく、周知されているかどうかに関係なく、この世に生み出されたものは大なり小なり絶対に何かと関わって反応して何らかの形で世界を変える。
*
・・・うん。
今回の記事はつぎはぎだらけのような内容になってしまった。
以上持論展開記事でした。
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