憎まれることはしない方がいい。
何故なら、憎まれる相手から無意識のうちに攻撃されるからだ。
覚悟を持って憎まれるならいい。
どうしようもない理由があって、抗えない運命から憎まれるのならしょうがない。
だけど、無意識な軽率な自分の行動から、憎まれることは避けるべきだ。
例えば、自慢話がそうだ。
相手の立場を考えず、自分の優越感を感情のまま喋るのは良くない。
相手にもよるが、その自慢話が、相手にとって苦痛を感じる内容であったら、相手に恨まれる。
何故なら、人間は自分にとって不快、苦痛を与える相手には好意を寄せることはない。
そして、無意識のうちに、攻撃される。
すなわち、不幸になる方向へ引っ張られる。
それは本人の自覚がない場所で密かに行われているかもしれない。
だから自慢話はするべきでない。
不幸を呼びよせるから。
そしてそのような知らない内に恨まれる原因は自慢話ではないこともあるから、やっかいだ。
本人にとって良かれと思った言動で恨まれることもある。
本人にとって「正義」と思われる言動だ。
いくら素直な意見でも、正論でも、言うべきでない状況、立場がある。
頭の中で思うのと、口から発するのとでは、全く違う。
口から発した時点で、その言葉はダイレクトに周りに影響を及ぼす。
いい意味でも、悪い意味でも。
だから、軽率に何もかも、考えていることを口に出すのは愚かな行為だ。
最近借りた本で心に響いた言葉があった。
口に出した言葉は、一人歩きする。
【原文】そなたの口から飛び立った言葉は、存分にその役割を果たし、二度ともどってはこぬ。
マホメット(ムハンマド)の教え
引用:「偉人の言葉教えと名言80」26ページ
口は災いの元。
本当にそう思う。
不必要な敵を作らないような習慣を心がける。
相手に苦痛を与えるのではなく、相手に心の安定、又は静かな喜びを与えるような言動を選ぶ。
これが幸せに生きるヒントな気がする。
自分の強い「正義」
「敵を作っても構わない」という強い覚悟の上での「自分の正義に基づく言動」で恨まれること以外は、避けた方がいいに決まってる。
その不必要な愚かな行動の一つが「自慢話」だと思う。
自慢話をしたら気持ちがいいのはわかる。
だけど、何事も「相手の立場を考えてみる」という習慣が大事だと思う。
「自分がされて嫌な事はしない」
当たり前のことのように思われるが、意外と意識しないとできていないことが多い。
これが、上手に生きる上での基本的な考え方だと思う。
いつか、子供達と議論してみたいと思った「自慢話」についてでした。