期限がないってよく考えるとこわいよ。ものすごく。
期限のない夏休み
期限のない宿題
期限のない仕事
期限のない命
期限がなかったらまったくやる気出ないよね。
目的を見失うよね。
期限がない宿題なんて誰がやるの?どうやってやるの?
人間はさ、「期限が〜期限が〜(泣)」みたいな状況になって、自分を追い込んで、よく騒ぐことがあるけどさ、多分人間は自分で好き好んで期限をつくっているんだよね。人に無理矢理やらされている立場なら気付けないけれども、自分で心から何かを真剣にやろうとする時に気づく。期限を自分で設定しないと前に進めないってことに。
この日までに〇〇をする。
それができたら、この日までに〇〇をする。それができたら…の繰り返し。
それで、人間は人生を紡ぐことができる。
自分を突き動かすためには期限を自分で作るしかない。
漫画家がいつも締切に追われているのって、それだけその世界の発展が猛スピードで進んでる証拠だと思うのね。
期限がゆるい世界はきっと成長速度もゆるい。
きっと小刻みの期限の連続でしか何かを成し遂げれない。高みへは登れない。
ブログがいい例だ。
ブログなんて期限を設定しないと絶対続けられない。毎日1記事書くぞ!2日に1記事………1週間に1記事でいいや………気が向いたら書く感じでいいや…………あれ?1ヶ月以上更新してない………ブログの世界停滞………終了〜。って感じ。この例すっごくわかりやすいな。期限を設定しないことの恐ろしさが。
とにかくさ、有限って大事なんだよね。
命は限りがあるから、美しくいられるんだよね。きっと。
よくさ、漫画とかで「永遠の命を求める、憧れる」みたいな設定がよくあるけどさ、それって逆なんじゃないかなって妄想する。
今の限りのある世界は無限の世界が憧れてつくりだしたのかもしれない。
永遠の命をもつ生命がいるとすれば、きっと限りがあるものに憧れるだろう。
いや、きっと「永遠の命をもつ生命」という表現は間違っている。永遠の命を持つ存在はきっと生命じゃない。形じゃない。生き物じゃない。有限=生命なんだ。
枠がなかったら、生命は存在しない。
動物園から檻や枠を全てとっぱらった動物園は存在しない。水族館から全ての水槽や枠をとっぱらった水族館は存在しない。そんな感じ?うーん…なんかちょっとしっくりこないけど、まぁこんな感じ。
もし、神様と呼ばれるような無限の存在があるならば、きっと有限である私たち生き物はとてつもなく美しく見えるだろう。
いや、きっと無限さんが無限の虚無に我慢できなくて有限の存在が生み出されたに違いない。
きっと私たち生命は無限さんの虚無を癒すためにつくられた。
終わりのない夏休みなんて、夏休みじゃない。
夏休みに期限をつくったように、きっと無限さんは生命という枠をつくったんだよ。
期限があるから夏休みは楽しい。期限があるから宿題を頑張れる。期限があるから思いっきり遊べる。思いっきりダラダラできる。
ほら、期限があるだけで、こんなにも色鮮やかに、生き生きできる。
期限…有限は創造を促進する源だ。
そう…なんとなく思うよ。
こんな「命とは何か」みたいな事を考えていたら、久しぶりに『火の鳥 2巻』を読みたくなってきた。
また、いつか読み返そう。いつか。
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