文章を書くことと、絵を描くことはきっと似ている。
絵も、詳細に詳細に描けばいい作品が描けるってもんじゃない。また、リアルにリアルに描けばいいってものでもない。
文章だって、細かく細かく書けばいいってものじゃない。また、具体的に具体的に書けばいいってものじゃない。
写実的な絵と抽象的な絵があって、それぞれに合った描き方があるように。
全体のバランスが大事なんだよ。そのバランスに合わせて、細かく描き込むとこがあったりぼやかしたりしたり。
美しさは、きっと色の配色と、全体の構成で決まる。
だけどそれだけじゃ駄目だ。
何よりも「何を表現したいか」が1番重要なんだ。
そこに絵の芯がないと。
その想いこそが、その作品の魂なんだ。
これがない文章や絵は形骸だ。
何て絵と文章は似ているのだろう。
これからは、絵を描くことをイメージして文章を書けば、いい文章が書ける・・・?かもしれない・・・なんて思った。
私の目指す文章はきっと写実的な絵じゃなく、抽象的な絵だ。モネっぽい絵だ。
人生で一枚でも、自分の最高傑作だと誇りをもって言えるような、絵が・・・文章が書けたら・・・本当に素敵だと思う。