以前こんな記事を書いた↓
去年の12月から毎月「現代詩手帖」に毎月投稿していたけれど、7月は投稿をさぼってしまった。
なんだかね…やっぱり「現代詩手帖」に掲載される気が全くしないのよ。詩の内容的に。
そもそも、現代詩手帖の内容があんまり好きではないのよ。好きではないな…と思っているのに、そんな自分の詩が選ばれる可能性はゼロに近いのでは?と…まっとうな事を考えはじめたしだいです。
で、実は「現代詩手帖」の投稿と平行して12月から「ココア共和国」という雑誌に違う詩を投稿しておりました。
こちらの雑誌の方が、自分の詩に近い気がしていて12月から一カ月に一篇、ずっと投稿していたのです。
「ココア共和国」の魅力は何といっても掲載される詩の多さ。これは希望があります。
そして何よりも、「現代詩手帖」よりも小難しくないし、分かりやすい。
ですが、投稿詩の文字制限があるのと、一カ月に一篇しか投稿できないのがが少しネックですが、選考側や読む側からしたら、少なく、短いメリットは大きいので、それはそれで受け入れて投稿しておりました。
そして、ついに私の詩が、「ココア共和国8月号」に掲載されるとのメール連絡が来ました。
このメールを見た瞬間、ものすごい感動が込み上げて…!…といいたいのですが、実のところ、私の感情の起伏は驚く程、「凪」だったのです。
いや、掲載されるという事実はすごくうれしいということは間違いないのですが、不思議とドキドキワクワク、うれしー!とかなかった。
それはなんでだろう…って考えたのですが、おそらく、ブログ経験で慣れてしまったからなのだと思います。
「いい文章かけたー!よし!投稿!」⇒…ま、そんなもんよな。
「すっごい、いい文章かけたー!よし!投稿!」⇒…ま、そんなもんよな。
「いい文章・・・・
みたいな感じを定期的にずーーっと繰り返してきた気がするので、なんていうかな…もう、私の感情がもう、こんなことでいちいち喜んでいたら疲れてしまうので、無駄に喜ばない方がいいってことを知っているのですね。
喜びの感情、あの恍惚感はそのあとの苦痛もセットってもうわかっているのですよ。
あがったら、さがるのもセット。だから、喜ぶきっかけも自然に厳選して取捨選択。慣れってすごい。
私の詩が雑誌に掲載されたところで、それは一つの「過程」でしかないわけで、私がしないといけないことは、「喜んで浮かれる」ことではなく、淡々と今まで通りに自分が決めたことを着実にこなしていくってこと。って、ようやく私の精神が学んだのですね。
そういえば、過去にこんなこともあったなー
この時は、結構ドキドキしたのにな。
やっぱり慣れなのかな。それとも年?
で、「ココア共和国8月号」に掲載される私の詩ですが、「ウニの夢」という詩です。
実は、こちらのブログにも似たような内容を記事に書いたことがありまして↓
この記事を書いた時の心情を詩バージョンで表現したものが掲載されます。
…改めて考えると何とも不思議です。自分がブログを書いているうちに、自然と自分の心情を詩に表すようになり、自分だけのスマホのメモ帳に書きためていって、この詩達…どうにかならんものかと、ブログに詩を投稿するも、なんか場違いよな…と思い続け、どうにか私の詩に他の居場所を与えてやりたい、と…探してたどり着いた場所が「ココア共和国」。
そして、この8月に私の詩一篇が掲載された雑誌が出版され、ある程度の他人に読まれる。
それは、いままでブログで読まれてきたのとは何かが違ってくるのでしょうかね。
そろそろ違う世界を見たいです。
とりあえず、小さな一歩ですが前進できたことを素直にうれしく思います。
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